弊社のお客様(35歳・自営業)からご投稿いただきましたので、ご紹介させていただきます。

私はロシアに行ったことがない。縁あって、ロシア語を習い始めたら、とても近い存在になった。スポーツや文化だけでなく、政治的なことにも興味が出て、沢山の本やサイトを読むようになった。今はロシア語だけでなく、旧ソ連の国々や中央アジアのことも調べている。ロシア語を習い始めたら、文字通り、世界が広がったのを感じている。

先日、仕事で根室にお邪魔した。その際、ロシア語を学んでいることを、根室の方にお伝えしたら、とても驚かれたと同時に喜ばれた。その方の名刺の裏にはキリル文字で名前が書かれていた。ご両親が幼いころ島から強制退去させられたため、北方四島返還に関わる活動をなさっているそう。私がロシアに興味を持っていることが喜ばれた原因である。

ロシア大使館の公式ツイートからも見識の違いを感じるが、一番は両国がお互いを知らなすぎることだと思う。近くて遠い隣人である。私が教わっているロシア人教師の他にもSNSを通じて、ロシア人やウズベキスタン人の友人ができた。私は彼らからそれぞれの国のことを教えてもらい、私は彼らに日本のことを教える。こうして市井の人が交流することで、日露関係に明るい兆しが見えるのではと、私は信じている。