弊社の講師のウラジミール氏からロシアでのエチケットに関しての投稿をいただきました。
ご紹介致します。日本との違いが面白いですね。

男性、女性の振る舞い関して:
ヨーロッパと同じように、「ラヂス・ファスト」という原則があります。
女性に席を譲ったり、女性に花束をあげたりする習慣が結構一般的です。
男性はこの規則に従うべきと思われるのです。
部屋などから出る時に女性を先に通すという習慣もあれば、女性に重い荷物を持たせるのを許せないという習慣もあります。
それは男性の身分を問わず社会的に一般的で、子供のときから両親に教えてもらうマナーです。
昔は、特に貴族の社会では、女性がレストランでに来る時、男性は席を立って挨拶する習慣も常識と見られましたが、今もそれに従う習慣があります。
また、階段を下りる時に男性は女性の1、2歩前を歩きますが、登る時は1、2歩後ろを歩きます。
階段では落ちると危ないので男性は下にいる方が自然ではないかと思われるのです。
それを絶対に守るべきというわけではないですが、そうした方が望ましいです。

遅刻について:
最近は待ち合わせ時間をきちんと守る人が増えてきています。
旧ソ連時代には、特に戦前の頃、工場に5分ぐらい遅刻してしまった労働者は退職か、逮捕に迫られていました。
当時は極端な時期でしたが、今も時間をきちんと守っている人がとても多いと思います。
しかし、仕事が絡んでこない場面においては多少遅刻しても構わないと思われます。
事前に連絡すれば、気にしないようです。
一部の女性は「女性はデートに遅刻すべきだ。なぜならば、男性は彼女を待っている間、彼女のことをより深く考える余裕を持って、自分への愛情をさらに強められるからだ。」と考える人もいるようです。