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ロシア語検定試験対策講座、ТРКИ試験対策講座

ロシア語教室ラインゲートではロシア語能力検定試験対策、ならびにロシア語検定ТРКИ試験対策向けレッスン、講座を行っております。各級、各レベルに対応致します。過去問を中心に、問題集や参考問題、講師自作の教材等を用います。

実際弊社のお客様の多くはロシア語検定を受験されています。

ロシア語能力検定は日本国内で仕事上や就職においてロシア語レベル・実力のアピール材料として、またご自身のレベルチェックのために受験されることが多いです。ТРКИはロシアへの留学・ロシアでの仕事を考えられている方、並びに一段上のレベルのロシア語習得を目指した方の受験が多いです。

リラックスした環境で学習ができるカフェレッスン形式を採用しております。ロシア語検定の試験対策レッスン、講座だけをしていても単調になりがちなので、時にはロシア語会話などのレッスンを混ぜることも可能です。柔軟にレッスン内容をアレンジ致します。

料金等はシステム・料金ページをご確認ください。

ロシア語能力検定について

ロシア語能力検定試験は、ロシア語能力検定委員会が主催する公開制の検定試験で、誰でも受験可能。

日本で『ロシア語検定』というと一般的に当検定試験のことを指すことが多い。

試験は例年5月、10月の年2回で、全国一斉に実施される。5月は3、4級のみ、10月は全ての級の試験が実施される。

各試験科目(文法、露文和訳、和文露訳、聴取、朗読)の配点の60%以上が合格点。

合格率は各回で異なるが、2015年のデータでは、1級が約12%、2級が約35%、3級が約50%、4級が約65%となっている。年齢別では受験者が一番多いのが21〜30歳で、次いで20歳以下。

各級のレベルは以下の通り。

- 文法 会話力 聴取力 読解力 和文露訳
1級 習得語彙数は3000。
範囲;完了体と不完了体の明確な使い分け、関係代名詞の用法、形動詞と副動詞。不定・否定代名詞(副詞)、関係副詞や接続詞を用いた複文、慣用句にみられる文法事項。
準備をすれば、長文のスピーチができ、様々なテーマでロシア人と自由に会話ができる。 ネイティブスピーカーによる一般的なテーマの話が分かり、専門的なテーマの話も事前の準備があれば理解できる。 一部の難解な文章を除いて、基本的にはあらゆる分野の文章を読解できる。 キーポイントになる単語と表現が与えられれば、専門分野の簡単な露訳もできる。
2級 習得語彙数は2000。
標準語の口頭表現に用いる程度の文法事項は習得している。
範囲;集合数詞、関係代名詞・関係副詞。一般的な完了体と不完了体の形の対応と使い分け、よく使われる形動詞と副動詞。
日常生活に必要な程度の表現力と会話能力がある。買い物や観光などで、かなり役に立つ会話ができる。 日常会話レベルの話が理解でき、それに対応することができる。 専門的なものを除き、新聞・雑誌の記事等を辞書を使って読解できる。 簡単な手紙が書け、よく使われる表現を利用して様々な分野での簡単な和文露訳ができる。
3級 習得語彙数は1000。
不規則に変化するものも含めて、使用頻度の高い単語の変化を習得している。
範囲;簡単な複文、個数詞と順序数詞、比較級と最上級、移動の動詞。
日常生活でよく使われるパターン化された表現を習得している。その範囲内でネイティブスピーカーとも会話ができる。 ゆっくりしたテンポなら、少し長い文章でも理解できる。 学習用に作られた文章なら辞書を使ってかなりのレベルまで、読解できる。 パターン化された短い文章を並べることで、日常生活レベルの長めの文章を作成できる。
4級 習得語彙数は500。
不規則に変化する単語を除いて、基本的な変化は習得している。
範囲 ;不規則な変化をするものを除く各品詞の変化、3つの時制。
簡単な質問には、肯定否定の返事ができる。自らも簡単な質問ならできる。 ゆっくりしたテンポなら、習得語彙数の範囲内で構成される簡単なテクストの内容がほぼ理解できる。 辞書が使え、不規則に変化する単語の少ない文章なら大意をつかむことかできる。 例文を参考にしながら、易しいことばのパターン化された短い文章の露訳ができる。

ТРКИについて

ロシア語検定試験(ТРКИ)はロシア連邦教育科学省が主催する、外国語としてロシア語を学ぶ人のための国家試験。誰でも受験可能。

検定レベルは、級という表現ではなく、下から入門レベル、基礎レベル、第1レベル、第2レベル、第3レベル、第4レベルの6段階。第1レベルに合格すると、ロシアの大学に入学できるロシア語力を持っていると判断される。ロシアの大学院に入学するためには、第3レベルの語学力が要求される。第4レベルはネイティブと同じレベル。

単純比較はできないが、習得語彙数から見ると第1レベルがロシア語能力検定の1級と2級の間、基礎レベルがロシア語能力検定の2級と3級の間、入門レベルがロシア語能力検定の3級と4級の間というイメージ。ここからもТРКИの難易度が高いことがわかり、上級ロシア語を目指す人にとっては有効な試験と言える。

各レベルの試験は 文法・語彙、読解、聴解、作文、会話の5科目から成る。合格基準は5科目それぞれが66%以上の得点。全科目が基準点数に達すると成績表とレベル認定証が授与される。尚、4科目が66%以上の得点率で、残り1科目が60%以上の得点率の場合も合格とみなされる。 一度目の受験で合格基準点に達しない科目が2科目以下の場合に限り、合格科目は2年間有効とされ、2年以内に不合格科目だけを受験し直して合格すれば、同様にレベル認定証が授与される。

認定証の有効期限は入門レベルで5年、それ以外は無期限となっている。

試験日は例年8月。複数の検定レベルを受験することも可能。

試験会場は東京。また、北海道で札幌大学も実施している。

受験者数の定員があり、全レベル合計で80名、先着順。

ТРКИ以外に、子供のためのロシア語検定試験、ビジネスロシア語検定試験、ロシア連邦国籍取得のためのロシア語検定試験がある。

- 概要
第4レベル 習得語彙数15000語。
ロシア語を母国語とする人に近い、高いロシア語力を持つ。 ロシア語を教えたり研究したりする専門家に必要なレベル。
第3レベル 習得語彙数12000語。
あらゆる面で高度なコミュニケーション能力を有していることを証明するテスト。人文系専門家、通訳・翻訳者、編集者、ジャーナリスト、外交官、ロシア語を使用するビジネスマンなどに必要なレベル。ロシアの大学でこれらの分野の学士、修士の資格を取得するには、さらに同じレベルの専門分野別ロシア語テストにも合格する必要がある(人文系修士は、さらに上のレベルのロシア語力が必要とされる)。
第2レベル 習得語彙数6000語。
あらゆる面で、かなり高度なコミュニケーション能力を有していることを証明するテスト。人文、技術分野、自然科学分野の専門家にはこのレベルのロシア語力が必要とされる。ロシアの大学で学士、修士、博士候補の資格を取得したいと願う者にとっては、このレベルを合格することが必要条件の一つ。同じレベルの専門分野別語学テストにも合格する必要がある(人文系専門家、通訳、編集者、ジャーナリスト、外交官、ロシア語を話す職場で働く人には、さらに上のレベルのロシア語力が必要とされる)。
第1レベル 習得語彙数2300語。
日常生活や社会的文化的場面でコミュニケーションをとることができる。このレベルの試験の合格者は、ロシア語学習を続けることを条件に、ロシアの大学入学が認められるが、さらに専門分野別ロシア語テストにも合格する必要がある。
基礎レベル 習得語彙数1300語。
日常生活場面で必要最低限のコミュニケーションを取ることができる。限られた一定の範囲で専門的活動をするための基礎的なロシア語力がある。
入門レベル 習得語彙数780語。
限られた場面で、基礎的な語彙や表現を使ってロシア語でコミュニケーションを取れる。
ラインゲート 問い合わせ先 ロシア語検定試験対策